香りを嗅ぎ続けると匂いがわからなくなるのは何故?

香りを嗅ぎ続けると匂いがわからなくなるのは何故?

迷い過ぎて選べなくなる。


 アロマキャンドルのお店をやっているとそんな場面に出くわすことが何度もありました。20種類以上あるキャンドルからお気に入りの香りを見つける作業は楽しいものです。一方で、色々な種類のキャンドルの香りを嗅いでいるうちに、迷い過ぎて、結局何も買わずにお店を後にしてしまうお客様もいます。もちろん、お気に入りの香りが見つからなかったかもしれませんが…。

しかし、そのようなお客さんには共通の会話があることです。それは“何が良い香りかわからなくなっちゃった”ということです。実はこれには原因があります。香りを嗅ぎ続けたことによる嗅覚に疲労が生じて、脳が香りを判断するのに疲れてしまったことにあります。この現象を順応と呼びますが、そんな時に効果があるのがマスキングという脳をリセットする対処方法です。例えば、誰でもわかるようなコーヒー豆の香りを嗅ぐことで一度脳がリセットさせるのです。そうすることで次の香りを判断しやすくなります。 

 何故、コーヒーなのって疑問があるかもしれませんが、それはコーヒーの香りが誰もが一度は嗅いだことのある香りで馴染み深いものです。そのため、脳に与えるストレスが少ないのがその理由の一つです。

 アロマキャンドルを制作していると、最初は感じる香りが徐々にしなくなることは多々ありますが、これも順応です。そんなとき、作っている本人以上に外部から来る人は強く香りを感じるものです。